2011年6月8日水曜日

文化の類。

伏見稲荷大社
文化は言うまでもなく歴史の積み重ねで成立する。
「ぱっ」と出の、ブームはすなわち文化とはならない。
しかし、ブームを繰り返し文化になったともいえる。
最近、ニッポンの文化を考える機会が多い。
仕事柄かもしれないし、今福山の城下町を勉強しているからかもしれない。


■酒や焼酎。
その背景は言わずもがな、壮大だ。
米を主体に、南方では芋から生まれた蒸留酒が今も人気が衰えない。
新しい酒やカクテルも生まれているようだが、まだ文化にはなっていないか。
ブームが繰り返される「ハイボール」はだんだん文化として定着するんだろうか。
酎ハイは、いくら根づいても「文化」といいたくない気がする。
日本全体の大きなシステムや風土がバックボーンにあるから「文化」たりえるのか。

■食。
崇高なスタンダード。これなしには生きている喜びさえ失う。
刺身にてんぷら、寿司、カラオケ(いや、これは違った)
地元独特の加工品も偉大なる文化。
愛媛のじゃこ天は好物だし、福岡の明太子もたまらん。
お好み焼きももはや文化といっていい領域にきたのかも。
でも、ハンバーガーはどことなくニッポン文化と平行線な気がする。
歴史は長いのでしょうけれど。

■芸術。
華道・茶道、能や狂言、日本画に浮世絵。
トンネルに書いてある落書きは、どうやったって文化にはならん。
でも、アニメは文化になってる気がする。。。

■嗜好品。
コーヒーや紅茶、煙草も堂々と世にあふれている。
隠れ愛好家(笑)まで存在すれば、それはもう立派な文化?

■不倫。
・・・・某有名芸能人のお言葉。
長い歴史でみると、「お忍び」やら「夜ばい」もあり、まぁ言えなくもない。
倫理的におすすめはしませんが、すたれない立派な?文化のひとつかも。

■着物。
いわゆる「着物」。
今では、年に1度どころか、一生に2~3度?袖を通すか?というほど廃れているように思う。
麻や絣、作務衣や浴衣など普段に活かせる大事な文化のように思う。
しかし、下着だけは・・・ふんどし、したことありません。

■建物。
最近の木造住宅は、まったく木部が見えない。
木造、というより違ったかわゆいネーミング募集中(嘘)。

「歴史」と「本物」と「固有」、そして「愛好」がセットで「文化」、という感。

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