2011年5月20日金曜日

放射能。

目に見えない怖いものです。線量計つけて先日福島入りした友人の警察官は「やっと志願がかなった」と複雑な心中をメールで伝えてくれた。建築士会の方も数名被災地入りしているようです。
普段、あまりテレビを見ないのですが、昨晩眠れずついつい見入ってしまった番組が『ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~』(再放送)です。写真の木村氏は、キャリアを捨て、長年培ってきた放射能の研究を生かしたいと被災地入りし、サンプル採取や測定、分析をされておられました。そこに移される映像は、西日本に住んでいれば想像だにできない風景。
地震の揺れによる破壊や、津波による被害は無論、人がいないまちの惨状。そこに潜むであろう放射能の恐怖。ガイガーカウンターを政府や自治体が住民に配布していないため、ホットスポット(局地的に放射能レベルが高くなっている地域)に”避難したつもり”の住民に容赦なく事実とカメラが向けられる。

言葉が出ない。

先日、ムスメに買った絵本『星のおうじさま』(サンテグジュペリ著)のなかに出てくる「大切なものは目に見えない」というワードと重なり、余計に眠れなくなってしまいました。「放射能」は負の大切なものです。20世紀、これなしでエネルギー問題は語れませんし、唯一無二の被爆国ニッポンが率先して原子力の過去・現在・未来を語り、語る場を設け、実行せねばならないはずです。

FBでお友達になった方の言葉が思い返されます。「コンプレックスが無く、お金欲しさでなく、見識が深く、世界と時代と未来を見据えたリーダーを心から希望します。(K様)」
心からそう思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿